先日より、トリニドショウジョウバエの育成カップを観察中ですが、大量の幼虫(ウジ虫)が順調に育っていますので、このあたりで新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込むことにしました!
これまでの記事
⇒ トリニドショウジョウバエの繁殖(培養)に挑戦! その1(お迎え編)
⇒ トリニドショウジョウバエの繁殖(培養)に挑戦! その2(経過観察編)
ということで・・・
トリニドショウジョウバエの繁殖(培養)のために揃えた「マイ飼育セット」がコチラです!
・レパシースーパーフライ(ハエの産卵床&エサ)
・ハエの足場となるモクパッキン(木パッキンやウッドパッキンとも呼ばれます。)
・レパシースーパーフライとお湯を混ぜるためのカップ&スプーン
・計量スプーン
・お湯を沸かすポット
・繁殖(培養)用カップ
「トリニドショウジョウバエ 繁殖 セット」や「トリニドショウジョウバエ 繁殖 キット」などのキーワードでネット検索したら、色んなものがありますが、本日の時点でおいら的に最高のものをチョイスできたんじゃないかと思います。
で・・・
レパシースーパーフライは、「培地」と言って、「ハエの産卵床」や「ハエや幼虫(ウジ虫)のエサ」となります。
この餌だけで栄養価に富んだショウジョウバエを繁殖させることができ、添加されている成分によりカビの発生や腐敗、刺激臭の発生をおさえることができるみたいです。
レパシースーパーフライは粉末になっていますので、粉1に対し体積比で2.6~3.5倍程度のお湯を加えてよくかき混ぜ、柔らかめのポテトサラダ程度の固さに仕上げて使うとのことです。
今回は、粉1に対し体積比で2.6倍のお湯を加えてよくかき混ぜました。
かき混ぜたら、他の虫が混入しないように気を付けて常温になるまで冷ましました。
で・・・
培地が冷めたらカップに入れるわけですが、おいらが使うカップはショップで分けてもらった市販のドリンク用のカップを一部加工したものです。
一部加工と言っても、通気性をよくするためにフタにコンパスカッターで大き目の穴を開けただけのものです。
こんな感じで・・・
ショップの店長に教えてもらったのですが、通気口が狭く、通気性が悪い場合、幼虫(ウジ虫)が狭い通気口付近に集まり、最悪な場合、通気口を破壊して外に出てくることがあるそうです・・・コワ!
で・・・
フタにかぶせている紙は、「キムワイプ」というペーパータオルです。
たまたまユーチューブで「キムワイプ」を使っている人を見かけたのと、手持ちの「キムワイプ」があったというただそれだけの理由で、これを使うことにしました。
後でわかったのですが、ショップでもこれを使っていました!
ということで、冷めた培地をカップに入れて、ハエの足場となるモクパッキン(ウッドパッキン)をセットしました。
培地の深さは約2.5cmぐらいです。
これに種親となるトリニドショウジョウバエを入れるわけですが、ハエがカップに登って逃げないように カップの底を机にコツコツと打ち付けながら入れます。
そして、素早くフタを閉めます!
種親が入っていたカップのフタと新しく仕込んだカップのフタ、その両方を閉めなければ逃げてしまいますので気が抜けない作業です!
とにかく手際の良さが求められます!
ということで、こんな感じで完成です!
3カップ仕込むことが出来ました!
そうそう・・・
今回のトリニドショウジョウバエは、生後一週間のものを購入してきて、おいらの家で9日間経過したものを使用しました。
ショップの店長に教えてもらった話ですが、トリニドショウジョウバエの場合は、羽化してから産卵できるようになるまでに約1週間の成熟期間が必要なので、羽化後すぐの個体を培地へセットすると、産卵する時には培地の劣化が始まっているので、良い条件で幼虫(ウジ虫)が育たないそうです・・・
今回のように生まれてからかなりの日数を経過したトリニドショウジョウバエが、どれくらいの数の卵を産んでくれるかはわかりませんが、よく観察したいと思います。
では・・・