毎日毎日、トリニドショウジョウバエの繁殖方法や殖やし方(増やし方)のことを考え、観察を続けています!
人生でこれほどショウジョウバエと向かい合った日々は無いと思います!
さて・・・
昨日、観察9日目を迎えたトリニドショウジョウバエの育成カップですが、大量の幼虫(ウジ虫)が確認できたため、新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込みました。
その時の記事・・・
⇒ トリニドショウジョウバエの繁殖(培養)に挑戦! その3(仕込み編)
で・・・
新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込んだからと言って、経過観察をストップしていいかと言えばそうではありません・・・
カップの中では、これから「幼虫(ウジ虫)→サナギ→羽化」というメインイベント的な変化が繰り広げられるので、10日目以降もじっくりと経過観察を続けていきたいと思います。
9日目までの経過観察の様子は下記ページをご参照ください!
⇒ トリニドショウジョウバエの繁殖(培養)に挑戦! その2(経過観察編)
ちなみに、おいらの部屋は常時エアコンを稼働させて、気温26~27℃、湿度50~60%ぐらいをキープしています。
ということで、10日以降の繁殖(培養)用カップの変化の様子をお楽しみください!
10日目 サナギを確認
10日目のカップ全体の様子
昨日、新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」のほうに種親を移動したため、観察用のカップに成虫はほとんどいません。
10日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
カップの壁面や培地の中に大小たくさんの幼虫(ウジ虫)が確認できます。
昨日までは確認できなかったサナギ(緑の矢印)も確認できます。
培地の劣化も進んでいるようす。
10日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
モクパッキンは、木パッキンやウッドパッキンとも呼ばれます。
カップの底から7cmのところまでが赤茶色になりました。
11日目 サナギの数が増えました
11日目のカップ全体の様子
11日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
昨日よりもサナギの数が増えました。
昨日同様、カップの壁面に大小たくさんの幼虫(ウジ虫)が確認できます。
培地の量が減り、劣化がさらに進んでいるようです。
培地の中には無数の幼虫(ウジ虫)がいます。
11日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
全体の半分ぐらいが赤茶色になりました。
12日目 さらにサナギの数が増えました
12日目のカップ全体の様子
12日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
さらにサナギの数が増えました。
カップの壁面に大小たくさんの幼虫(ウジ虫)が確認できます。
12日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
培地に接している部分のモクパッキンがへたってきたみたいです。
13日目 サナギの色が黒っぽくなりました
13日目のカップ全体の様子
13日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
さらにサナギの数が増え、一部のサナギの色が黒っぽくなりました。
カップの壁面に大小たくさんの幼虫(ウジ虫)が確認できます。
13日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
モクパッキンの状態は昨日とほぼ変わっていません。
14日目 サナギが羽化しました
14日目のカップ全体の様子
サナギが羽化し、たくさんのトリニドショウジョウバエが確認できます。
14日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
昨日同様、サナギの数が増え、サナギの色が黒っぽくなっています。
あいかわらずカップの壁面に大小たくさんの幼虫(ウジ虫)が確認できます。
培地の劣化が進んでいるようです・・・
14日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
モクパッキンだけでなくフタの裏側まで新たに羽化したトリニドショウジョウバエがいます。
15日目 大量の成虫が確認できます
15日目のカップ全体の様子
このカップ1個で半月もの間楽しめています・・・
15日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
新たなサナギ、黒っぽくなったサナギ、羽化後のサナギの抜け殻が確認できます。
まだまだ幼虫(ウジ虫)が確認できます。
培地はかなり傷み、無くなりつつあります。
15日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
このカップで生まれ、そして羽化した大量のトリニドショウジョウバエです。
16日目 続々と羽化しています
16日目のカップ全体の様子
16日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
続々と羽化していますが、新たなサナギ、黒っぽくなったサナギも確認できます。
培地はかなり少なくなっていますが、まだまだ幼虫(ウジ虫)が確認できます。
16日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
おびただしい数のトリニドショウジョウバエです!
17~19日目 ひたすた羽化が続いています
ひたすら羽化が続いています。
20日目 大量のトリニドショウジョウバエが確認できます
20日目のカップ全体の様子
20日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
大量のサナギの抜け殻が確認できます。
培地はかなり少なくなり、やや乾いてきたようにみえますが、まだ幼虫(ウジ虫)が確認できます。ハエの逞しさを感じることが出来ます!
20日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
トリニドショウジョウバエだらけです!
>> 2度目の「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込むことに・・・
20日目を迎え、大量のトリニドショウジョウバエが羽化したので、前回同様のやり方で2度目の新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込むことにしました!
前回の記事はこちら
⇒ トリニドショウジョウバエの繁殖(培養)に挑戦! その3(仕込み編)
で・・・
今回も、3カップ仕込むことが出来ました。
付箋を貼った経過観察中のカップに成虫はいません。
21日目 ハエのサイズが小さくなりました
21日目のカップ全体の様子
トリニドショウジョウバエが新たに羽化しました。
21日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
培地は乾き気味で残り少なくなりましたが、まだ幼虫(ウジ虫)が確認できます。
上級者の中には、培地を補充したり、新しい培地に幼虫(ウジ虫)を移動させる方もいるようですが、ここでは何もせず経過観察を続けたいと思います。
21日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
エサとなる培地が少なくなり、十分な栄養を得ることが出来なくなったため、これまでよりもハエのサイズが小さくなっています。
22日目 終わりの予感
22日目のカップ全体の様子
ほぼ全てのサナギが羽化したようで、トリニドショウジョウバエの数は増えていません。むしろ減ったようにも見えます。
培地が少なくなり、幼虫(ウジ虫)が十分な栄養を得ることが出来なくなったため、これまでよりもハエのサイズが小さくなっています。
22日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
培地は少し残っていますが、乾燥しています。
幼虫(ウジ虫)も乾燥したように見えます。
トリニドショウジョウバエが産卵するためには産卵床となる培地に適度な湿度が必要で・・・また、卵は乾燥した場所では孵化できないし、幼虫(ウジ虫)は乾燥した場所では生きていけません。
培地は、エサであると同時にカップ内で生きていくための棲息環境そのものであるため、乾燥は棲息環境の消滅に直結します。・・・まさに終わりが近づいた感じです。
22日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
サナギの抜け殻が目立ちます。
>> 小さくなったハエで「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込むことに・・・
培地が乾燥し、トリニドショウジョウバエの棲息環境が無くなってきたため、現在羽化している小さめのハエを種親として新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」を仕込みました!
こんな感じで・・・
ハエが小さくなったので、どこにいるのかよく分かりません。
これまで経過観察を行ってきた「繁殖(培養)用の育成カップ」にハエの姿はありません・・・そこはかとなく哀愁が漂っています。
23日目 終了
23日目のカップ全体の様子
羽化したトリニドショウジョウバエは見当たりません。
23日目の培地(ショウジョウバエの産卵床&エサ)付近の様子
培地はカラッカラに乾燥しました。生きている幼虫(ウジ虫)も見当たりません。
23日目のモクパッキン(ショウジョウバエの足場)付近の様子
サナギの抜け殻ばかりです。
念のため5日後の28日目まで経過を観察しましたが、幼虫(ウジ虫)、新たなサナギ、羽化したハエは確認できませんでした。
培地の乾燥によりハエがカップの中で生き抜くための環境がなくなってしまったと言えます。
「枯れた」という言葉がしっくりきます。
まとめ
20日を超える期間、真剣にトリニドショウジョウバエと向かい合いましたが、おいらの飼育環境(気温26~27℃)では、卵から羽化まで約2週間を要することが分かりました。
培地は、「レパシーのスーパーフライ」を使いましたが、悪臭の発生等も無く、今後おいらの部屋で大量のハエを飼育することについての障害もなさそうです・・・
使用するカップのサイズや通気性、種親の数(密度)、培地の種類や量、培地の水分量、その他諸々の条件により、「培地の腐敗」、「培地の発酵」、「培地の消滅」、「原因不明の全滅」等、今回の経過観察と違う経過をたどることがあるかもしれませんが、培地の状態の悪化は、「繁殖(培養)用の育成カップ」内のハエの棲息環境の悪化につながることは確かです。
トリニドショウジョウバエを飼育生体の給餌量に合わせてタイミングよく羽化させることが出来るようになるまでには、まだまだ観察と経験が必要だと思いますが、おいら的に概要を把握できたことは大きな収穫だと思います!
トリニドショウジョウバエを知ることにより、これからおいらが飼育する生体の幅が広がったことは間違いないかと・・・
経過観察中に新しい「繁殖(培養)用の育成カップ」を合計7個も仕込むことが出来ましたし・・・
まあ、これからもトリニドショウジョウバエの繁殖は継続していきますので、楽しみながらマイベストを探りたいと思います!
では・・・